「生活クラブ」とは「生活クラブ事業連合生活協同組合連合会」の略。たくさんある生協(生活協同組合)のひとつで、日本生活協同組合連合会のHPによれば、『消費者一人ひとりがお金(出資金)を出し合い組合員となり、協同で運営・利用する組織』です。
つまり、入会したら組合員となって「皆で食材などを共同購入する」という概念のあるのが生協。全国各地に様々な生協があって、全国各地の生協は、独立した運営をしています。
関東を中心としたものでは、「パルシステム(パルシステム生活協同組合連合会」「コープデリ(生活協同組合連合会コープネット事業連合)」「生活クラブ(生活クラブ事業連合生活協同組合連合会)」などが有名。
その中でも、食の安全に関した取り組みがいちばん徹底している生協と言われるのが「生活クラブ」。私も20年近く、生活クラブの会員ですが、『リーズナブルな価格でより安心なものを』というその努力は良く分かります。生活クラブは、宅配のエリアも、関東だけでなく全国21都道府県に及んでいます。
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生活クラブの基準と目指すもの
『サステナブルなひと』をキャッチフレーズとしている生活クラブ。サステナブル(持続可能)な生き方を理念としています。
添加物や残留農薬をできる限り減らした、安全性にこだわった食品を生産者とともに作っていくという姿勢は一貫しており、国内自給力のアップ、自然資源の持続を目指しています。残留農薬は、国の基準の1/10未満というのが目標で、残留農薬検査も実施。省資源やビンなどのリユース・リサイクルにもこだわっています。
さらに、再生可能エネルギーを中心とする「生活クラブでんき」も共同購入しています。
食材では、今でこそ有名な「平田牧場」の豚肉を長く取り扱っており、お米で育てる三元豚(さんげんとん)を一緒に作ってきました。また、安全でおいしいと一般にも評判の(株)秋川牧園の鶏肉も、一緒に育てたものです。
JASマークのついた有機栽培の野菜こそありませんが、一部は無農薬野菜、他も残留農薬の少ない安心できる野菜ばかりで、値段段的にはとてもリーズナブル。独自の放射能検査を実施したり、遺伝子組み換え作物を認めないなど、生活者の視点に立った方針で安全な食に取り組んでいます。
<食品添加物への姿勢>
食品添加物の削減を目指し続けた結果、日本で認められている食品添加物の約10.4%(85品目)しか使っていません。
<アレルゲン表示>
カタログには、代表的な原材料8物質を表示。ネット注文できるウェブサイトでは、表示が義務付けられている特定原材料7物質を含む28物質を表示しています。
<放射能対策>
独自で、国の基準より厳しい放射能自主基準値を設け、結果は全てHPで公開。子育て応援食品(粉ミルクなど)では、この1年以内の検査で「不検出」なものだけを提供しています。
生活クラブの利用方法・必要な料金や会費
生活クラブの利用には、会員(=組合員)になる必要があります。資料請求をすると、食材のサンプルなどを持って、地域の担当者が説明に来てくれます。そこで納得すれば、すぐに入会できます。
個人利用と、4人以上の「班」での利用がある
普通の野菜食品宅配のように、個人で入会して利用することはもちろん出来ます。そういう人は多いですが、もし、同じマンションや地域の人で4人以上入会して「班」を作れると、購入金額から4%の割引があったり、配送料がお得になったりなどのメリットがあります。
入会に必要な会費など
生協は、皆で一緒に運営していくという概念の組織なので、入会時などに「出資金」が必要なところが多く、生活クラブもそうです。
生活クラブの場合は、初回1000円、その後も毎月1000円の出資金を出します。それらは積み立てられて、退会時には全て戻ってきます。利子はつきませんが、貯金をしているような感覚です。(ごく一部の生活クラブでは、出資金の一部を活動費に使うのでやや減額されて戻るところもあります)
出資金は、皆での共同購入に必要な施設・設備の準備や維持に使われます。組合員が資金を出し合うことで、他からの借り入れが抑えられ、健全な運営を行っていけます。
出資金の他に、半年ごとに数百円の活動費が必要。これは「生活と自治」という機関紙を作ったりするのに使われます。
注文方法
注文方法は、2つ。
(1)毎週カタログと一緒に来る注文書に数量を記入して、次週の配達のときに提出する(2)HPに登録しておき、ネット注文する
エリアによっては、万が一(1)の方法でやっていて注文書を出し忘れたら、「電話注文センター」で提出日の翌日午前11時15分まで注文できます。
支払方法
口座引き落としになります。
生活クラブの配送エリア、配達と送料
生活クラブは次の21都道府県に、計33あります。
▼北海道、青森、岩手、山形、福島、長野、山梨、茨城、栃木、群馬埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、静岡、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良。
東京の場合は、23区南生活クラブ生協、北東京生活クラブ生協、多摩きた生活クラブ生協、多摩南生活クラブ生協の4つがあります。
計33の生活クラブ生協(または生活クラブ共済連)で、「生活クラブ連合会」を構成。合計の組合員数は約40万人で、牛乳工場や運送などの関連・関係会社は11社。33の各生活クラブは、それぞれ自立した運営と活動を行なっています。
配達の送料
生活クラブの配達には送料がかかりますが、個人加入と班加入で違います。また各生活クラブによっても違います。例えば(表示は全て税別)、
・1回の注文金額3,000円以上で、無料
・3,000円未満のときは、個別システム手数料150円
・注文をしなかった回も、個別システム手数料150円
★新規加入後1年間は、注文金額に関係なく無料
★プレママ&ママ特典で、妊娠中から小学校入学前までの子どもがいれば、注文金額に関係なく無料
・1回の注文金額2,000円以上で、無料
・2,000円未満のときは、個別システム手数料100円
・注文をしなかった回も、個別システム手数料100円
★新規加入後1年間は、注文金額に関係なく無料
★プレママ&ママ特典も、あり
・無料
★個別配送を行なっているのは、次の各一部エリアのみ(宇都宮市・日光市・大田原市・那須塩原市・小山市・下野市)
・1回の注文につき、150円
★注文をしなかった週も、150円かかります。
★新規加入後、4週間は無料
★妊娠中または未就学児のいる家庭は、新規加入後1年間無料
●他の都道府県は、次で確認できます。
>>個別配送料(生活クラブのHP)
生活クラブ生協の宅配会員になるメリット・デメリット
メリットは、たくさんあります。
(1)残留農薬の少ない安心野菜、添加物のとても少ない食品などをリーズナブルな値段で届けてもらえる。
(2)たくさんある生協の中でも、生活クラブは安心・安全な食べ物に大変こだわっている。
(3)今や有名ブランドの「平田牧場」のおいしい三元豚、そして「秋川牧園」のおいしい鶏を届けてもらえる。
(4)短時間で調理できる食材セット「ビオサポ」が、とても便利でおいしい。
(5)ネットで注文ができる(紙のカタログも無料で配布してくれます)
(6)配送料が安い。
一方、デメリットと思われそうなのは、
(1)配達の曜日が選べない
(2)支払方法は口座引き落とし(クレジットカード払いはない)
(3)出資金が毎月1000円かかる(これは退会時に全額戻ります。【注】ごく一部の地域の生活クラブでは一部を活動資金として使うため、やや減額されて戻ります)
野菜や食材の値段は、例えば普通のスーパーなどよりは少し高めになりますが、添加物も大変少なく、野菜は残留農薬が少ない(一部は無農薬)ということを考えると、とてもリーズナブルな価格。
それに、牛乳、タマゴ、マヨネーズやケチャップなど基本的な食品に、本当においしいものが多いです。
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>> 40万人が選ぶ安心食材の宅配生協・生活クラブ
また、注文して良かったものを少しレビューしてあるので、詳しく知りたい方は下記からご覧ください。
>> 生協(生活クラブ生協)と、おすすめ商品