時短の調理セットが、今人気です。オイシックスのミール・キットなどが、スーパーでも売られていて有名ですが、生活クラブ生協にもあるんです。それが「ビオサポ食材セット」。
これは、カットされた野菜や豚肉・魚介などの具材と調味料がセットになった時短のミールキット。もちろん野菜は主に国産のもの、肉や魚介なども生活クラブ生協の消費材を使っていて、不要な添加物は入っていない安心できる食材セットです。
調理時間が約10分のセット、約15分のセットがありますが、今回は、調理時間約15分の「野菜たっぷり回鍋肉」を作ってみました。フライパンひとつで作れるのが魅力!
しかも野菜が多めなので、一袋(約2人前)でカロリーは448kcalと少ないのです!ダイエットしたいときにも、いいかもしれません。
時短キット「野菜たっぷり回鍋肉」の作り方、味、量、コスパは?
自分で用意するものは、炒める油/大さじ1(なたね油が推奨ですが、オリーブオイルでもOK)、塩、こしょうです。
深めのフライパン、鉄のフライパンがあれば、より良いですが、普通のテフロン加工のフライパンで作れました。
この回鍋肉セットの消費期限は、「届いた日の翌日」。例えば月曜日に届く地域だと、月曜か火曜の夕食に作れます。この辺はちゃんと計画しておかないと、ですね。
中身は下の写真のような感じで、どの袋も手で簡単に開けられました。野菜も、届いた翌日に作ったのですが、まあまあ新鮮な感じでした。(野菜は、「キャベツ・ピーマン・にんじん」の袋、「ぶなしめじ」の袋、「長ネギ」の袋があります。)
作り方(レシピ)は、一緒に入っている紙に書いてありますが、とても簡単!
豚肉をほぐして炒め、そのあと野菜を順に入れて炒め、最後にタレを入れて少し炒めれば出来上がり。「調理時間約15分」となっていますが、ほぼその時間で完成しましたよ。
ニンニクチップ(肉より先にオイルで炒める)の袋も入っているのが、いいですね。ニンニクは、もちろん国産です。
味は、タレの味噌の味がしっかりして、ちょうどいい感じの濃い目の味。ほんの少しだけ(感じるか感じないかぐらい)ピリッとする辛さがあり、これも丁度いい感じです。欲を言えば、タレに少しだけウマミが足りないかなとも思いましたが、でも十分満足できる味で、ご飯がすすみます。
量も、他に副菜や、お味噌汁かスープがあるなら、2人分に丁度いい量です。野菜が320gと多めで、肉は120gだけなのですが、炒めたら意外と肉の分量を感じました。
タレの味が少し濃い目なので、自分で少しだけ野菜か肉を足して、ボリュームアップすることも考えられるかな?と思いました。(時短ではなくなりますが・・・)
・野菜を炒め、ソースを入れたところ
・出来上がり(26㎝のフライパン)
・出来上がりの半分を、お皿に盛ったところ
野菜は全て国産でカットされていて、豚肉が120g入って、1袋964円(税別893円)。安心食材の時短セットにしては、コスパはかなり良いほうだと思います。(金額は2020年4月時点)
タレも、国産大豆がメインの味噌、遺伝子組み換えでない大豆や小麦から作られた醤油などから作られていて、唯一の添加物は、遺伝子組み換えでないとうもろこしから作られた加工でんぷんとキサンタンガムから作られた「増粘剤」です。
よりおいしく、手早く作るコツは?
ビオサポ食材セットに入っている紙のとおりに作れば、誰でも美味しくできます。
でも「こうすれば、もっと時短や美味しくするのにいいかもしれない」と思ったことが少しあるのでメモします。良くお料理をする人なら、きっと心得ていらっしゃると思いますが、ご参考までに!
●肉は、1枚1枚に分かれるぐらい、ほぐしたほうがいい。
(理由)豚肉は十分炒めないといけないのですが、固まりのままだと火が通りにくいです。しっかり分けたほうが、早く火が通って時短になります。(下の写真よりもっと、1枚ずつになるぐらい分けたほうがいいです)
●肉に直接、塩・コショウをしたほうがいい。
(理由)作り方には、フライパンに「豚肉を入れて塩、こしょうで炒める」と書いてありますが、直接肉に振って、ちょっと揉みこむと味が早くしみます。
(豚肉の袋を開けたら、その上でほぐしたり、塩・こしょうをすれば、余分にお皿を汚さず調理できます)
●【特に、テフロン加工のフライパンの場合】フライパンに油とニンニクチップを同時に入れ、弱火にかける。その間に肉の準備をしたり野菜の袋を開けると、時短にいい。
(理由)深めの鉄のフライパンなどだと、強火でチャチャっとできると思うのですが、普通のテフロン加工のフライパンは、中華鍋ほど強火での調理は出来ません。またニンニクは焦げやすいので、弱火で香りを出すほうが安心。
なたね油は「大さじ1」とレシピにあるので、もし十分香りが出ないと思ったら、こんな感じでフライパンを傾けて油と炒めるといいでしょう。
●野菜を炒める時、少し隙間をあけて、次の野菜を入れて炒めるといい。
(理由)野菜はまず「キャベツ、ピーマン、にんじん」の袋 →「ぶなしめじ」の袋 →「長ネギ」の袋の順で、炒めるようになっています。「ぶなしめじ」や「長ネギ」をフライパンに入れる時、それまでの野菜を寄せてフライパンに少し隙間を作り、そこに入れて少し炒めてから全体と混ぜると、火が通りやすくなり時短になります。
下は、右端にスペースを作り、長ねぎを入れたところ。
▼回鍋肉ソースだけでも買えます!
生活クラブ生協には、「回鍋肉ソース(2袋)」もあります。
「赤味噌と豆板醤をベースにした中華ソースです。化学調味料、着色料など不必要な添加物は使用していません。1袋で3~4人分」とのこと。(2袋で、360円/税別)
自分で野菜や肉を用意する必要がありますが、余計な添加物のない回鍋肉ソースは安心ですね。