生活クラブ生協のイワシが、冷凍なんですが、とても新鮮で素晴らしいんです。口コミでも、高い評価!
魚の調理は苦手なのですが、ワタ(内臓)もそのまま、頭もそのまま取らないで、丸ごとそのまま煮てしまうという檀一夫さんのレシピを見つけたので、さっそく購入、試してみました。
まさに「男の料理」というべきか、大胆で、簡単で、そして意外なレシピ!砂糖やみりんは使わないのですが、とってもふっくらと仕上がって、美味しいんです!
入れるのは、昆布、酒、薄口醤油、ショウガ、梅干し、そしてお茶!みりんも砂糖も使いません。少し辛めの味になるのかと思っていましたが、全然違います。とてもまろやかな味に煮あがり、どこからこんなまろやかさが生まれるのか、とても不思議!お醤油の味も控えめに仕上がりました。
『イワシは、ヒシコイワシだって、マイワシだって、私の大の好物だから、…(省略)… 買ったままのイワシを、そのまま、ザルでゆすいで、鍋に入れる。つまり、ハラワタを抜かないで、全貌のまま、煮るのである。
ただ、鍋の底に、つぶし切りにしたショウガと、ダシコブを敷いておいて、淡口醤油と梅干しを2粒3粒たんねんにそぎ切りにしたもので味をつける。酒を少々とコップ半分ぐらいのお茶を注ぎ入れ、醤油の味を薄めながら、中ブタをして煮るが、どうしてお茶を加えるんだか、私はその原因をシカとは知らない。知らないままに、その方が、おいしく、私の口に合うことだけを知っている』
檀さんは、こんな感じでしか書き残していないようで、このレシピを紹介している他のブログを参考にしながら、調味料の量は、私流で作ってみました。(檀さんの言うヒコイワシ[=カタクチイワシ]やマイワシは、体長が10㎝とか15㎝ぐらいかなと思うので、少し立派な大きめイワシを4本で作ったので少し多めにしました。)
お茶がとてもいい仕事をするんですね、きっと!また砂糖類を入れないので、酒(料理酒)に気をつければ、糖質制限をしている人にもいいかもしれません。その時のイワシや気分に合わせて、適当に調味料の量を変えながら気楽に作れるレシピです。
▼使う鍋かフライパン:イワシが丁度入る大きさのものがあるとラクです。今回は直径28センチのフライパン使用。
▼冷凍いわしは解凍が必要ですが、すっかり解凍しすぎるよりも、もういいかな?と思うぐらいがいいかもしれません。
▼使った調味料は、これだけ(お茶、料理酒、薄口醤油)。
◆材料(今回の量)
・いわし(なるべく新鮮なもの)4本
・昆布 7㎝角ぐらい1枚
(5㎝角ぐらいで大丈夫)
・しょうが 適量
・梅干し 3個
・酒(料理酒)90㏄
・お茶 160㏄
・薄口醤油 大さじ2
(※濃口醬油で代用可。代用するときは、濃口醤油大さじ1+塩小さじ1)
◎鍋の中で、イワシの半分ぐらい(あるいは1/3ぐらいでも?)が汁に浸かると良いかなと思ったので、そんな感じの量です。少し蒸し煮に近いからか、ふっくら仕上がりました。
◎鍋の大きさやお好みに合わせて、酒・お茶・薄口醬油は増減するといいと思います。
★しょうがは多めに、太めの親指ぐらいの一かけを使用。
★「酒」は料理酒使用。少し多めにしたので、このお陰でまろやかさが出たのかもしれませんが、もう少し少なくても良いかもしれません。また、日本酒だったらまた違う味で美味しかったかもしれません。
★お茶は、普通の緑茶。淹れたては熱いので、少し冷ましました。
★お醤油をもっと多く入れる人もいます。お好みで加減してください。
(檀さんは仕上がりの美しさも気にするので、薄口醤油をよく使うそうです。気にしないなら、濃口醤油でもいいと思います)
◆作り方レシピ
(1)鍋に昆布を敷き、その上にイワシを置く。
◎イワシは、ウロコがないことを確認したほうがいいです。(生活クラブ生協のイワシは、全くありませんでした)
(2)しょうがを小さく潰し(あるいは細切りでも)、梅干し3個をそぎ切りにして周囲に置く。
◎梅干しは、種も一緒に。
(3)酒、お茶、薄口醤油を入れ、火をつける。
(4)汁が沸騰してきたら、落し蓋をして10分ほど、汁が少しぶくぶくする感じで煮る。
★途中、汁気がなくなりそうだったら酒・お茶を適当に足すといいようですが、そんな心配はありませんでした。
★イワシが小さかったら、10分煮なくてもいいかもしれません。
(5)最後は、スプーンで汁をかけながら、少し煮詰める。
★イワシはやや大きめの立派なものだったので、2分ぐらいこの作業をしました。
★火が通ったか心配な場合は、一度イワシをそっとひっくり返して1,2分煮るといいと思います。(崩れやすいので注意して)
▼下は、ひっくり返して1分ほど煮たところ