長寿になった今、癌にかかる人が多くなっています。少しでも癌のリスクを抑えられそうなものを毎日少しずつ摂りたいですね。

香りやリラックス効果だけかと思っていたら、意外なことにハーブにも、ガンを予防する効果が期待できそうです。

ハーブの中でも、オレガノ、赤ジソ、バジル、セージ、ミントなど、主にシソ科の植物に強い抗ガン作用が確認できたという報告が、2003年発行の日本薬剤師会雑誌・第53巻「ハーブ類の効用と抗ガン作用」に掲載されています。

またアメリカの国立がん研究所(NCI)が1990年代に「デザイナーフーズ計画」というのを行いました。癌で亡くなる人が1960年代から増え続け、増大する医療費への対策だったのですが、その中で、健康と食品の関係を長年の疫学的研究データに基づいて、ガン予防に効果がある食べ物(野菜や果物がメイン)をまとめ、ピラミッドの図にして発表しました。

この中では、癌予防に有効性があると予測できる食べ物が4つに分類され、上になって重要度が高いほど効果があるとされているのですが、各食べ物は次の通り。(チャートは、ハフポストより)

ガン抑制効果の重要度(上のチャートと野菜の順番が少し違います)

重要度1(TOP):にんにく

重要度2:キャベツ、甘草(リコリス )、大豆、ショウガ、ニンジン・セロリ・パースニップ(セリ科の植物)

重要度3:タマネギ、お茶、ウコン(ターメリック)、玄米、全粒小麦、亜麻、柑橘類果実(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)、ナス科の植物(トマト、ナス、ピーマン )、アブラナ科の植物(ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ )

重要度4:マスクメロン、バジル、タラゴン、カラスムギ、ハッカ、オレガノ、キュウリ、タイム、アサツキ、ローズマリー、セージ、ジャガイモ、大麦、ベリー

これらの食品は、ガン予防だけでなく、免疫力を高めたり、生活習慣病の予防が期待できるものばかりですが、この中で、重要度4の中に、ハーブの「バジル、タラゴン、オレガノ、タイム、ローズマリー、セージが入っています。

特に「バジル、オレガノ、ローズマリー」は、ティーにしても飲めるので、ぜひ毎日の暮らしに取入れていきたいですね。

できれば無農薬やオーガニック・有機栽培のものがおすすめです。ハーブは、手軽に自分で育てることもできますよ。趣味を兼ねて、ぜひトライしてみるといいですね。