オレンジとココアは、とても美味しい組合せ。出来上がりも、マーブル模様でお洒落なパウンドケーキです。
北欧(フィンランド、デンマーク、スウェーデンなど)では、その色合いからか別名「タイガーケーキ/虎のケーキ」とも呼ばれ、とてもポピュラー。スウェーデンではTigerkaka(ティーゲルカーカ=Tigercake)として、fika(フィーカ/ティータイム)でもお馴染みです。ちなみに、フィンランド語ではTiikerikakku(ティーケリカック)です。
マーブルにするのは、とても簡単!その時々によって模様も変わるので、焼き上がりが楽しみです。
▼下のような模様になったときも!
(【18㎝型で、小さめに作る場合】の分量で作ったので、高さが少し低めです)
作ってすぐよりも1~2日後のほうが、しっとり美味しくなります。出来れば前もって作っておくといいですよ。
◆材料(18㎝のパウンドケーキ型)
・バター 185g(室温)
・砂糖 150g~200g(お好みで)
・卵 3個(室温)
・薄力粉 185g
・ベーキングパウダー 小さじ3/4
・ココアパウダー 大さじ1.5
・オレンジ 小1個
(⇒皮をおろしたゼスト 小1個分弱)
(⇒オレンジ絞り汁 50~55㏄)
・(お好みで)バニラエッセンス 適量
【同じ18㎝型で、小さめに作る場合】
・バター 125g(室温)
・砂糖 100g~125g(お好みで)
・卵 2個(室温)
・薄力粉 125g
・ベーキングパウダー 小さじ1/2
・ココアパウダー 大さじ1
・オレンジ 1/2個
(⇒ゼスト 1/2個分)
(⇒オレンジ絞り汁 35~40㏄)
・(お好みで)バニラエッセンス 適量
*甘くないケーキが好きなので、砂糖はいつも少なめで作ります。お好みで、どうぞ。
*マーブル模様を際立たせるために、砂糖は白いものがおすすめ。私は、生活クラブ生協で買う「ビート・グラニュー糖」を使っています。北海道のてんさいで作った砂糖で、GI値が低く、甘さもさっぱりしていますよ。
◆作り方レシピ
【準備】
・バターと卵は室温に戻しておく。
・小麦粉とベーキングパウダーを計り、同じボールに入れておく。
・パウンドケーキ型にクッキングペーパーを敷いておく。
・オーブンを175℃に予熱する。
(1)オレンジの皮をすりおろしゼストをつくる。また果汁を絞ってオレンジジュースを作る。
(2)室温にしたバターをクリーム状になるまで泡だて器で混ぜてから、砂糖を3回ぐらいに分けて加え混ぜる。しっかり混ざって白っぽくなったらOK。
(3)卵を1個ずつ溶いてから加え、その度に、泡だて器で良く混ぜる。
(4)小麦粉とベーキングパウダーを一緒に振るいながら入れ、ゴムベラでボールの底から返すようにして混ぜ合わせる。お好みで、バニラエッセンスを加える。
▼混ぜすぎないように注意。粉が見えなくなればOKです。
▼今回、オレンジゼストが多かったので、プレーン生地にも少し混ぜてみました。(写真下)
(5)生地の半分を別のボウルに取り分けて、ココアパウダー、オレンジの絞り汁、オレンジ・ゼスト(皮のすりおろし)を加えてさっくり混ぜる。
(6)パウンド型にプレーン生地の1/2を入れて、平らにする。次にココア入り生地を入れて2層目を作る(下の写真1枚目)。最後に残りのプレーン生地を入れて上を覆う(写真2枚目)。
(7)ナイフ、または太めの箸、スプーンの柄などを生地に深く差し込んで、型から1~2㎝ぐらいのところをグルリと一回だけ、一周させる。
▼最後に、下の(8)の写真のように真ん中がきれいに割れて焼きあがるよう、真ん中に線を1本入れるといいでしょう。
(8)175度に予熱したオーブンで45分~50分焼く。
▼オーブンによって、焼く時間は少し変わります。
▼生地に竹串などを刺して、生地がついてこなければ焼き上がり。
▼【小さめに作る場合】の分量で作る場合は、短めの時間(45分ほど)で良いでしょう。
このケーキを作り始めたのは、生活クラブ生協で「国産のオレンジ」があったから!2月に1回だけだったのですが8個ほど入っていました。ゼスト(皮のすりおろし)も使うので、やはり国産がいいですよね。次は清見オレンジなどで作ろうかなと思っています。
砂糖や粉乳を使用していない100%ココアパウダーで、脂肪分49%オフ!という「第3世界ショップ(プレス・オールターナティブ)」のものが生活クラブ生協にあり、それを使っています。美味しいですよ!