生活クラブ生協では秋になると、JAさがえ西村山(山形県)がチャレンジしている「8月中旬以降、農薬散布を行なわないリンゴ(紅玉)」を買うことができます。

りんごの無農薬栽培はとても難しいと言われる中、これは画期的な取り組み!数は少ないので、1~2回ぐらいしか販売されず、それも2キロ、5キロ(箱入り)のみなのですが、すぐに売り切れになってしまうようです。今年も無事、10月中旬に5キロの箱を買うことができました!

生協の減農薬紅玉りんご1 生協の減農薬紅玉りんご2

紅玉なので、お菓子やジャム作りに大変適しています。でもこの紅玉は、そこまで酸味が強くないので、そのまま食べてもとっても美味!糖度の高い甘いりんごが増える中、とても自然な味がする気がします。昔の少し酸っぱいりんごが好きな高齢の人にも大好評です。

しかも、皮まで食べられるのがうれしいですね。りんごの皮の部分には、「プロシアニジン」という成分が実の4倍も含まれていて、血管を丈夫にする効果があり、動脈硬化の予防効果が期待できます。さらに皮にはリンゴペクチン(水溶性食物繊維)も豊富で、腸内環境を整え、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らして善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やしてくれます。腸活にも最適です。

イギリスのことわざに「1日1個のりんごは医者いらず」”An apple a day keeps the doctor away”というのがありますが、まさにその通り!かな。皮を食べるのが苦手な人は、すりおろしてそのまま、あるいはヨーグルトに混ぜて食べると良いですよ。

生協から届いたのは、中玉より少し小さめぐらいのとてもきれいな紅玉で、傷もほとんどありませんでした。5キロで、今回は27個でした。お値段は2,536 円(税込)なので、1個約94円!減農薬なのに信じられないですね!

生協の減農薬紅玉りんご3

27個のうち半分は、ラップにしっかり包んでポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れました。こうするとやや長持ちします。生協のカタログにも「品質保持のため家庭でもポリ袋に入れて冷蔵庫で保管を」とありました。あと半分ぐらいは、さつまいもと煮たり、タルトタタンにしたりしてすぐ使おうと思っているので、ポリ袋に入れて、涼しいところに置きました。

生協の減農薬紅玉りんご4

滅多に買うことができない紅玉の、しかも減農薬チャレンジ紅玉が手に入って、とってもうれしいです。一緒に入っていた説明書には「農薬の最終散布から収穫期までの期間を(通常の紅玉栽培より)長くすることで、より安全で安心なりんご造りに取り組んでおります」とあります。本当にありがたいですね。

生活クラブ生協では10月前半は、「チャレンジ紅玉」以外の紅玉も販売しています。それらも普通に栽培されている紅玉よりは減農薬です。紅玉りんごは、フライパンで、バターか砂糖と焼いてシナモンをふるだけでも酸味が効いてとてもおいしいスイーツになります。お菓子作りが苦手な人でも、おいしいものが作れる紅玉です!(笑)

【2022年追記】
今年は10月初旬に、初めて出た「紅玉 2kg」を頼んでみました。(同じ週の注文では「チャレンジりんご」は5kgだけだったので、冷蔵庫が満杯状態が続きそうで諦めました・・・)

そして袋入りの2kgが届いてみると、大変ラッキーなことに山形県さがえ産の「チャレンジりんご紅玉」で農薬使用削減のもの!下の写真のように、赤々としてとても綺麗なりんごでした。大きさは中ぐらいか、やや小さめ。同封の紙を読むと、この気候変化の激しい年にこんな素晴らしいりんごを、しかも減農薬で育てるのがどんなに大変か分かります。本当に感謝です!

生協の減農薬りんご22oct1

▼まだ気温が高く室温保存は難しそうなので、今回はキッチンペーパーに1個ずつ包んで、4,5個ずつポリ袋に入れて冷蔵庫に保存してみました。(りんごは18℃以上だと鮮度が落ち、0℃~5℃が適温だそうです)

生協減農薬りんご22oct2

【2024年追記】
2024年も10月上旬に出た紅玉!普通の紅玉もありましたが、「チャレンジりんご(紅玉)2㎏」があったので、そちらを頼みました。

生協のチャレンジ紅玉

一緒に入っていた説明書によると、開花は例年より6日早かったそうですが、今年は、昨年(2023年)よりは、りんごを育てやすい気候だったようです。それでも紅玉は生産技術が難しい品種で、今ではあまり栽培されていないとのこと、それをなるべく農薬を使わないように育てているのは、とても大変なことと思います。大事に食べます!